マルチポイント測定対応 回転式粘度計 ViscoQC 300
回転式粘度計 ViscoQCシリーズとは
ViscoQCシリーズはアクセサリオプションによってB型粘度計・E型粘度計の両方に対応することができます。 ※弊社が推奨する測定範囲となります
測定したいサンプルに合わせて、簡単に交換ができるマグネット着脱方式のスピンドル等、豊富なアクセサリーを使用することが出来ますので、様々なサンプル量や粘度帯に対応可能です。
|
マルチポイント測定可能!
ViscoQC 300はマルチポイント測定が可能なため、スピンドルの回転速度や試料の温度を可変しての測定、塗工性の評価が可能です。
下記グラフは、塗料のサンプルに対し回転数(緑のグラフ)を段階的に上げていった場合の粘度変化(青のグラフ)を表しています。
1点測定ではグラフに示したように「40rpmの速度のときに5900mPa・s」といった特定の回転速度での粘度しかわかりませんが、マルチポイント測定をすることによって、実際には回転速度によって粘度に変化があることがわかります。このように、回転数と粘度の変化が連続して得られる為、降伏応力の把握も可能です。
また、下記グラフのように、回転数(せん断速度、緑のグラフ)をステップ的に変化させることで塗布工程を想定した測定も可能です。
・①の測定は回転速度1rpmで測定しています。これは塗料を塗布する前、静止状態での粘性を表します。
・次に、回転速度を100rpmにすることでせん断力を掛け、実際に塗布しているときの粘性を表します(②)。
・③では、回転速度を静止状態と同じ1rpmにすることで、塗布後の塗料の状態(垂れ等)を評価します。
このせん断速度を変えた測定で得られた粘度変化(青のグラフ)は、ステップ③の段階で静止状態のときの粘度に回復するまでの時間によって、試料の構造の評価になります。その捉え方は下記のようになります。
このように、塗布時または塗布後にタレやかすれが起こらないバランスの良い回復時間を評価することが可能となります。
ViscoQC 300は、かき混ぜたり塗布したり等の力を加えることで粘度が下がる特性(チキソトロピー性)を持つ試料の評価に有効です。
せん断速度に対する粘度の挙動を測定することができるマルチポイント測定は、塗工性評価にも繋がります。
回転式粘度計 ViscoQC 300の特徴
|
|
|
レンタルラボサービス対象装置!
弊社の受託分析サービスで取り扱っている「超音波式ゼータ電位測定/粒子径分布測定」では、測定した試料の解析を行う際に、粘度のパラメータを用いるため、ViscoQCシリーズ及びレオメーターを使用しています(東京ラボ:ViscoQC300、大阪ラボ:ViscoQC100及びレオメーターMCR302e)。
正確な解析のため、特性の把握のため、更にはその先の工程管理のためにも、試料の粘度を把握することは重要です。
弊社では、「装置の有用性が分かったが購入迄時間が掛かる」または「購入するほどの費用対効果は無いがテストはしたい」といったご要望に合わせて、弊社施設を有料にてご使用頂けるレンタルラボサービスを行っています。
ViscoQC 300Lは、東京ショールームにてレンタルラボサービスの対象となっております。
是非、ご利用ください。
詳細はこちら ⇒ レンタルラボサービス
関連製品・サービス
|
|