超音波分散装置 - フルオートチューニング超音波分散機GSDシリーズ
ラボ試験機~量産型生産機まで幅広いラインナップ
超音波処理は水系・有機溶剤系を問わず、サンプルに過大な物理的シェアを掛けることなく一次粒子径まで分散可能ですが、小スケール・低出力での使用が多いです。
「フルオートチューニング超音波分散機 GSDシリーズ」は、フルオートチューニング機構を備え、ラボスケールから大量処理の生産機まで様々なスケールに対応したラインナップを用意しており、スケールアップや大量処理を可能にします。
フルオートチューニングで再現性の高い処理を実現
オートチューニング回路&リアルタイムチューニング回路により、従来マニュアルで行っていたチューニング操作を、リアルタイムかつ自動で行います。そのため、ホーン先端から照射される振動振幅は常に一定の値を保ち、サンプルの状態に追従した効率の良い正確な発振を行うことができます。
常に効率の良い振動振幅が得られるのはもとより、防爆エリアに設置する等、遠隔運転や無人運転に威力を発揮し、ヒューマンエラーの防止にも役立ちます。
「フルオートチューニング超音波分散機 GSDシリーズ」は、超音波ホモジナイザーのように出力(W)を一定にする制御とは異なり、照射される超音波の振動振幅を一定にした分散処理ができる分散に特化した超音波分散装置です。
- ・連続運転を可能にする冷却ジャケットや防爆仕様・防音ケースなど、多彩なオプションがあります
- ・大きさや材質など試料に合わせた豊富なチップを用意
- ・その他、ご要望に応じたカスタマイズが可能
分散条件を検討する為に重要な分析サポートメニューも用意
当社は分散性評価サービスも提供させて頂いておりますので、超音波分散装置をはじめとした各種分散装置を用いた最適な分散条件を検討する為のサポートメニューを用意しております。分散評価が出来なければ分散の良否の判定も難しい為、分散条件の検討に膨大な労力と時間が掛かります。良い分散処理を行う為には分散装置の性能も重要ですが、その評価も不可欠になります。
特に粒子濃度の高いスラリーの評価は良く普及している動的光散乱法では困難で難しくなりますが当社では濃厚系に対応した各種手法を用いて複合的に評価する事を可能にしております。
→「粒子濃厚系スラリーの分散性・凝集性分散評価サービス」の詳細はこちら
また、分散性評価のラボに卓上型の超音波分散装置を設置しており、分散性評価装置と共にレンタル可能です。その為、処理直後の分散性評価を可能にしておりますので、分散条件の検討が迅速に行えます。
超音波式粒子径測定装置を用いた分散処理前後の粒子径分布データ
赤は超音波分散処理前、黒は超音波分散処理後。
処理後のほうが処理前よりピーク径が小さくなっていることが分かる。
超音波分散装置用途例
化学及び金属工業
顔料、カーボン、酸化チタン、酸化鉄、水酸化マグネシム、ウイスカーの分散
電子及び電機工業
磁性粉、酸化チタン、トナー、顔料、シリコン、帯電防止剤、UVカット材、複合材料
医薬.製薬工業
注射液、大腸菌、バクテリア、澱粉、脂肪乳剤、カルシウム、薬剤のカプセル化
関連製品・サービス
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