粒子濃厚系スラリーの分散性・凝集性分析評価サービス
濃厚系スラリーを希釈せずそのまま評価できる下記の評価法を導入し、分散性・凝集性に関する評価サービスを行っています。
また、これまで受託分析を数多く請負、この分野で長くコンサルティングを行っている経験から、スラリー分散性・凝集性分析評価サービスなど分散性・凝集性に関する幅広いサービスを展開しております。
測定手法
分散性・凝集性評価の基礎データになります。メジアン径(d50)や分布幅を希釈せず、濃厚系のまま評価することで、スラリー中で1次粒子にまで分散(微粒子化)しているのか、凝集粒子の有無やその総体濃度や大きさが把握できます。
測定事例:分散方法が異なる濃厚スラリーの凝集性評価
一般的にゼータ電位が高いときには粒子間の反発力が強く、粒子の分散安定性は良くなります。一方、電位が低いときには粒子は凝集しやすくなります。希釈して測定する手法では、二重層厚さが変化している場合が多く、元の状態を反映していないかもしれません。
原液のまま測定できる超音波式でゼータ電位を測定することは、濃厚系評価の第一歩です。
沈降特性からは分散安定性の可視化、分散系製品の沈降特性の比較や数値化が可能です。遠心法では加速試験が可能なため、分散安定性寿命予測やその良品・NG品間の比較も可能です。これ以外にも分散系中の凝集粒子の有無、ナノ粒子の高分解能粒子径分布評価など、分散系の微小な特性差を高感度で検出できます。
測定事例→ 濃厚スラリーの分散安定性評価
粒子の溶媒に対する親・疎水性評価や濡れ性評価、さらには表面処理状態の評価など、これまで液中では評価しにくかった特性が再現性良く評価できます。
これ以外にもスラリー中の粒子表面への分散剤等分子の相対吸着量が評価できます。スラリー組成を設計する上で、重要なパラメータを迅速に得ることが可能です。
測定事例:濃厚スラリー中の粒子と溶媒の濡れ性評価
レオロジーを含めた各特性の関係を理解することが、アプリケーションに適したスラリー開発には重要です。特に塗工工程が必要なアプリケーションや濃厚系スラリー等は、レオロジー評価の重要性が高まります。
詳細はこちら:スラリーのレオロジー評価
超高濃度分散液やナノ粒子分散液中の濃度変化や、迅速な分離現象を研究することに特化した装置です。従来の光学系では観察できなかった、光が透過しないような濃厚系サンプルも解析可能です。
測定事例:化粧品(酸化チタン含有)の分散安定性評価
【動画】ものづくり技術に役立つ分散・凝集評価法とは?
この動画では、武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社 武田先生に最新の評価手法を実例を織り込みながら解説して頂いています。濃厚スラリーの分析にどのような手法を選んだら良いかを迷われて
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