分散・凝集性セミナー「工程管理手法としての粒子径分布測定を考える」
分散・凝集性セミナー 第3回実用技術講座
工程管理手法としての粒子径分布測定を考える
-最適手法の選択から始まるトラブル解決-
今回は、昔から使われている粒度分布(正確には、粒子径分布)測定法に焦点を当てた講演を企画しました。品質管理手法としての粒子径分布測定法としては、皆さんも良くご存じのレーザー散乱回折法がありますが、工程管理を行うには工程の状況や目的によって適切な手法を選択する必要があります。
今回は、実用濃厚系・希薄系の受託測定を生業としておられる武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社の武田真一氏に工程中のトラブル解決に向く手法の選び方について解説して頂きます。
また、多くの方がナノ粒子を測定される場合に用いておられる動的光散乱法の基礎理論と測定の際のポイントなど、使用の際に役立つノウハウについて国立研究開発法人 産業技術総合研究所の高橋かより先生にご講演をお願いしております。
実際の測定装置の紹介も米国パーティクルサイジングシステムズ社から開発者を呼んで行いますので、工程上でトラブルを抱えておられる技術者の方の問題解決のきっかけや、基礎理論と実用系の測定法を学ぶ機会となれば幸甚に存じます。オンライン計測にご興味をお持ちの技術者・研究者の方、製造工程で課題をお持ちの技術者の方など各分野からの幅広いご参加をお待ちしております。
【セミナー概要】
主催:MSサイエンティフィック株式会社 株式会社ピーエスエスジャパン
開催日時:2016年09月28日(水)13:00~17:00(12:30開場)
開催場所:アットビジネスセンター東京駅 206号室
(東京都中央区京橋1-11-2 八重洲MIDビル)
定員:50名 申込締切:2016年9月23日(金) ←終了しました
参加費:2,000円(当日、受付にてお支払下さい)
【セミナー内容】
13:00~14:00 「製造工程での問題解決に適した粒子径分布法の選び方」
講師 武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社 武田 真一 先生
濃厚系や希薄系など実用分散系の粒子径分布評価法の選び方について
分かり易く解説して頂きます。
14:00~14:10 休憩
14:10~15:10 「最少努力で最大効果-動的光散乱法による粒子径計測の要点 」
講師 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 物質計測標準研究部門 粒子計測研究グループ 主任研究員 高橋 かより 先生
動的光散乱法は、液体中に分散した粒子のサイズを求める方法として、電子顕微鏡法などに比べれば非常に安価で簡便な方法です。しかし、気が付かないうちに、測定値にバイアスが入り込んでいることがあり、本来悩まなくてもよいことに悩んでいるユーザーさんが少なくありません。ここでは、手軽に答えが出てきてしまう動的光散乱法の原理に惑わされることなく、最少の時間と手間で、最大の効果を上げる粒子径計測の要点をまとめます。
15:10~15:20 休憩
15:20~15:30 「オンラインDLSとマルチアングルDLSの紹介」
講師 株式会社ピーエスエスジャパン 山崎 義明
15:30~16:20 「個数カウント方式を用いた高分解能、高感度な粒子径分布評価手法とそのプロセス管理への応用」
講師 パーティクルサイジングシステムズ社(USA) Dr. Patrick O'Hagan
独創的な個数カウント方式粒度分布測定装置の最新アプリケーションをご説明致します。凝集による粗大粒子にお困りの方は必見です。
16:20~17:00 個別相談会
各講師に個別にご相談頂けます。