塗工性のレオロジー評価

電極ペーストの塗工性評価

インクの塗工性を評価した事例。

通常、塗工時には粘度が低い物が塗りやすく、カスレ等が少なくなります。また、塗工後に粘度が早く回復する物は液だれを起こし難くなります。

塗工条件に合わせ、せん断速度をステップ的に変化させ測定し、スラリーの構造破壊、回復挙動を把握することで、塗工性の評価が可能になります。

 

img01.png

 

塗布時の膜厚制御

タレ・かすれの有無

img02.png

ビード形状の良し悪し

 

ステップ・シアレート測定による粘度減少・回復評価(チクソトロピー性評価)

 img03.png

せん断速度を低速(静止)→高速(塗布)→低速(静止)とステップ的に変化させ、塗布工程を再現する。

 

img04.png

 

インクジェットプリンタ用インクのレオロジー評価でわかること

レオメーターによるインクジェットプリンター用インク(メーカー純正品、互換品)の粘度測定

 

サンプルと測定条件

  • ・シアンA、シアンB(染料インク)を比較
  • ・イエロー純正品、シアン互換品(染料インク)を比較

 

アントンパール社製レオメーターMCR302を用いて、定常流粘度、温度:25℃、パラレルプレート(PP)φ50、せん断速度102-105(1/s)にて測定した。

img11.png

 

測定結果

インクジェットプリンター:インク極低粘度2~3(mPas),せん断速度105(1/s)で塗布
       → 一般的な回転粘度計では測定困難

img12.png

                       シアン                   イエロー

 

アントンパール社製MCRでは、吐出時の高せん断速度でのインクの粘度測定が可能

 

関連製品・サービス

11.jpg